2018年10月24日水曜日

音楽の扉を開いたBeatles

私にとって、ギター、ロック・ミュージック、音楽すべての扉を開いたのがBeatlesだった。

衝撃の出会いは小学生の時のジョン・レノン暗殺のニュースだった。Beatlesという外国の超大物バンドの存在を少し前に知っていて、それから間もなく、そのメンバーが暗殺されたのだ。「ミュージシャンを暗殺?」「犯人は熱狂的なファン?」 小学生でもその衝撃は理解できた。出会いはその悲しい事件がきっかけだった。
当時のニュース中に「Yestarday」や「Let It Be」がかかっていたが、どちらもポールの曲だということはその時は知らなかった。それどころか、ロックというジャンルすらよく分かっていないレベルだった。
最も、幼い頃に見ていた『ひらけ!ポンキッキ』の番組中に使われていた中で、印象的で覚えてしまった曲がいくつもあったが、それこそが出会いだったかもしれない。しかし、それが誰の何という曲かまったく知らなかったし、ただのBGMとしてしか認識していなかった。覚えている曲は「Please Please Me」「Baby It's You」「Please Mr.Postman」「Here Comes The Sun」など。ずっと後に、「この曲聴いたことがある。ポンキッキの曲だ」と思った次第。似た体験をした人は結構いると思う。

その後、赤盤(ベスト盤の『1962~1966』)を買ってもらい、友達の影響で『Beatles 100』という楽譜集に少しだけ出ているイントロのピアノの部分を弾いてみたりしているうちに、ギターを知り、コードを知り、やがてBeatles周辺のミュージシャンからだんだん外部のアーティスト、ジャンルへ広がっていく、という経験をした。
Beatles周辺のミュージシャンというのは、ライバル的存在のBeach BoysやRollong Stones、交友のあったEric ClaptonやElton Johnなど、そして彼らと関係のあるそのまたその側の人たち、という具合だ。

さて、Beatlesで好きな曲を10曲挙げてみよう。Stonesの時と同じく、10曲に絞るのはほぼ無理だが、今日の気分であえて選んでみる。明日は全然違う10曲かもしれないが、できるだけオールタイムっぽく選曲する。

・All I've Got To Do
・I'll Be Back
・No Reply
・I'm A Loser
・For No One
・Strawberry Fields Forever
・Penny Lane
・With A Little Help From My Frirnds
・She's Leaving Home
I Will

Stonesよりは少しマニアックになったように思うが、大好きな曲をいくつも選から漏らすことになってしまった。それに比較的メロディックな曲ばかりになってしまい、ノリの良い曲がないのも、決してバラード系が好きというわけではない。たまたまだ。ロックンロール・Beatlesももちろん大好きだ。
好きなアルバムは、これも難しいが『Abbey Road』になるだろうか。昨年出た『Sgt.Pepper』の記念盤をよく聴いているので、これも甲乙つけがたい。もちろん、他にも好きなアルバムはいくつもある。

好きなメンバー。人間的影響はジョンからが一番多く受けている。音楽的にはポールだと思う。詞はジョンはもちろんだが、ポールの詞もかなり好き。もちろんジョージとリンゴも好きだし、ジョージ・マーティン、ピート・ベストも結構好き。客演したビリー・プレストンやエリック・クラプトンも凄いと思う。

私にとって、Beatlesは曲が好きなだけではなく、そこから音楽のあらゆる事を学んだという点で重要な存在だ。ピアノやギターの弾き方はもちろん、コードやハーモニー、曲の組み立て、バンドのあり方、音の善し悪しに至るまでをBeatlesから学んだ。また、楽譜の書いてある通りに弾いても少し違う気がして、1小節とか1音だけのために何十回も聴くというようなことをして、耳も鍛えられたと思う。結局楽譜は参考程度で、耳コピーをするハメになるというのがパターンだった。
メンバー間の諍いも勉強のタネで、人間関係や人付き合いのようなもの、ジョンとヨーコやポールとリンダから男女の愛の形までBeatlesから学んだと思う。

そういうわけで私にとって、Beatlesはとてつもなく大きな存在なのである。

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